クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

天は神の栄光を物語り
大空は御手の業を示す。
(詩篇19:2)

 夜の祈祷会で取り上げた聖書は、詩篇19。参加者がそれぞれ詩編を読み、感想を語る。他の人の感想に応答する、そんなことの繰り返しが続き、最後に共に祈ります。

 「僕にはこの聖句は建前に聞こえる。神が太陽、月、星を創造したとあるから、天は神の栄光を示し、大空は御手の業を示す、というのはその通りなのだろうが、夜空を見上げて星を見ても、神の栄光は見えない」と僕から発言。「建前」などと牧師が言ってもいいのか、一瞬ためらいましたが、実際そう思っているのだから、良いとしました。夜空を見て、神の栄光を見ることができたらいいとは思います。「僕は、宇宙が無限に広がっていることにこわさを感じます」とも発言。
 参加者がそれぞれ、発言をなさいましたが、僕の心を去来していた思いは、「小さいとき、星座の本を買ってもらったな。宇宙の無限の大きさを思った時に、恐れを感じたな。そうそう自分の存在に不安を感じたな」でした。宇宙は僕の存在を不安で満たしたのです、僕が幼い時に。
 さらに少し経って、まだ小さい時、祖母が亡くなったらしく、人間に死があることを知ります。さらに死の恐れが、私を捕らえました。私が世界と出会った時、私は不安と恐れを抱いていました。幼い時、この不安と恐れで私の心は傷つけられたようなのです。不安を恐れを抱く僕に「大丈夫だよ」との声を誰からもかけてもらえることなく、僕は独りで生きる人生を始めたことを思いました。
 神を信じるようになっても、創造主を賛美することは僕には難しいのです。創造主なら、なぜ、幼い僕に恐れと不安を与えて、僕の人生をスタートさせたのか、という思いがあるのだと思います。この問題は、まだ完全には解決していません。