- 妻がずっと肩や背中をもんでくれたこと。夫の健康を案じる気持ちに感謝。
- 寝床の中で『佐賀のがばいばあちゃん』(島田洋七)を読んで笑えたこと。気分が滅入らずにすんだ。
「ばあちゃん、英語なんかさっぱりわからん」
「じゃあ答案用紙に『私は日本人です』って書いとけ」
「そうか日本にいたら、別に困らんもんね」
「そう、そう」
「でもばあちゃん、俺、漢字も苦手で」
「『僕はひらがなとカタカナで生きていきます』って書いとけ」
「そうか。別にひらがなでも、わかるもんなあ」
「そう、そう」
「歴史も嫌いでなあ」
「歴史もできんとか?」
ばあちゃんはしばらく考えて、こう言い放った。
「答案用紙に、『過去には、こだわりません』って書いとけ!」
世の中には面白い人がいる。思わず、笑ってしまった。