クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

 NHKのドラマの再放送「マチベン」(全6回)を見終わった。弁護士天地諒子(江角マキコ)が真実を明らかにしていく過程が興味深く描かれている。取り扱われる問題が興味深く、自分でもどう考えたらよいのか、と考えさせられ知的な興味もそそられる。たとえば末期のガン患者が安楽死できるように弁護士に依頼する。「実は生きたいから安楽死をしたい。死にたいから安楽死をするのではない。脳の腫瘍のために変な行動したり、変なことを話したり、周囲に迷惑をかけたりすることが生じたら、それに耐えられない。自分が自分らしく生きるために、そうなる前に死にたい。死なせて欲しい」。単純に安楽死はいけない、と言えない。そして法廷の場面が迫力を持って迫る。最終回

「罪を償う機会を奪っていいんですか」

という台詞が心に残る。見終わって

ぼんやり見ている自分に気づかされた。

こんな場面があった。
 弁護士天地が話を聞くべく、ある女性と道路で言い争っている。するとその女性は突然道路に飛び出す。危うく車にひかれそうになる。その女性の娘が、道路の向こうで見ている。天地が目を上げて彼女を見ると、その娘は逃げてその場を去る。
 僕は何も感じないで、ああ、娘が去っていったんだなと思っただけ。妻は、なぜ去っていったのかと疑問に思っていた。弁護士の天地は言う

母親が事故に遭いそうになったのだから、普通なら駆け寄って「大丈夫、お母さん」と言うはず。なのに去るってどうして?

天地は疑問を発し、そこで真実を発見する。そして「犯人の涙を見た」と言う。僕はぼんやりその場面を見ていただけ。なぜ、の疑問が大切と知らされる。

「見ても見ない」という聖書の言葉を思い出す。

見応えのあるドラマだった。脚本家の井上由美子さん、なかなかすぐれた人だ。
聖書の読み方ももっと観察眼を鋭くして、深く読みたいと反省した。