クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

聖書 ダニエル書 10:15〜21 歴史を支配する神

内容観察
 天使がダニエルに触れ、「理解せよ、立ち上がれ」と告げる。さらにしっかりしなさいと励ます。天使は、将来起きることを告げに来たと述べ、ダニエル場見た幻も、将来起きることに関係していると告げる。

静聴

黙想>ダニエルは幻を見た。その内容は書かれていない。5節には、ダニエルは一人の人を見ている。それだけである。ダニエルはその幻を見て、ひどく苦しみ力を失っている。その幻は色んな出来事を描いているのか、ただ一人の人だけなのか。

御父>14節。神はダニエルに将来起きることを知らせようとした。

★通常、将来起きることは人間には隠されている。それを知らせようというのだから、ただ事ではない。神の明確な意図がある。それはダニエル書の読者に対するメッセージとなる。迫害の中にあって、信仰を貫くように励ますメッセージである。

★でもそのことは今日の聖書からは分からない。分かるのは、神が歴史を支配しておられるということである。危機的状況にある者たちへ、神が将来起きることを伝え、励まそうとしているのだ。

★ダニエルは、神からのメッセージを受ける者として選ばれた。選ばれたには理由がある。ダニエルは嘆きの祈りをしていた。神の真意を知ろうとしていたからである。

教え>将来起きることは我々には分からない。今起きていることが辛いこと、苦しいこと、悲しいことなどの場合、我々は現状に不満を持ち、嘆いてしまう。時には、神を恨みさえする。しかし、神は歴史を支配し、導かれる方であることを知ることが大切だ。しかも、神は万事を益として下さる方である。

★この世における自分の運命がどうなるか、それは分からない。迫害の中で殉教するかもしれない。それでも我々は、神に愛され、神の顧みの中にある。この世に起きることがすべてではない。

実践のための祈り

 恵みの神様、難解な聖書の箇所でした。ダニエルが嘆きの祈りをしていた時、あなたはイスラエルの民に将来起きることを知らせようとしました。九章では、ダニエルはイスラエルの民の罪をあなたに告白し、民の回復を祈りました。私も日本という国の現状を見ながら、神を知ろうともせず、自分の力で生きていこうとする霊が支配していることを思います。それが神を畏れぬ歩みであり、罪の歩みの実を刈り取っていることを感じています。
 天の父、ダニエルは嘆きの祈りをし、あなたから一つの答えを受け取りました。私もあなたからどのような答えをいただくのかは分かりませんが、この国の罪を嘆く祈りをし、あなたの憐れみを求める祈りを続けたいと思います。
 天の父、あなたが歴史を支配し、導かれることをあらためて教えられました。そして、歴史には終わりがあり完成があることを心で少しずつ信じられるようになっていることを感謝します。それ故、歴史の完成を目指す歩みに自分も加えられたいと思います。あなたがこの国をどう導かれるのか、その中で、私という一人の人間の歩みが、あなたに用いられることを思います。私は政治家となってこの国の歩みに大きな影響を与えることはないと思いますが、何らかの形であなたが私を用いられることを信じます。
 私が今していることは、信仰者を育てることです。信仰者をキリストの弟子として育てることです。これは私だけがしていることではなく、各地の教会で、志を与えられている牧師たちが行っていることです。あなたがこの国を変えるために、召されて弟子訓練に励んでいる牧師たちがおります。私もその中の一人としてあなたに用いられていきたいです。
 弟子訓練をしなさいとのあなたの励ましと受けとめ感謝します。
 天の父、昨日は、ワーキングプアについて少し調べました。この国の労働環境は悪化しています。アメリカでも韓国でも、ワーキングプアが沢山います。自由競争の社会は、結局、自己中心、自分の利益の追求、自己実現の追求になり、人を押しのけて生きる社会になるのですね。神に立ち帰る社会になるように、今日も祈ります。
 主の御名により祈ります。

今日すべきこと
・日本が神に立ち帰る社会となるように祈る。