クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ


↑ 福寿草(長野県 姫川源流)


 今の時代は、マンネリ化が許されない時代である。政治の世界では、マニフェストによって、どのような政策を行い、どんな国家を目指すのか、どのような国民生活を目指すのか、世界の平和にどう寄与するかなど、全体像を描くことが必要である。これまでの成り行きを継続したり、行き当たりばったりの政治は立ちゆかなくなっている。年金、医療で政治は行き詰まっている。国の借金は何百兆円もある。
 企業は、世界競争の時代に入って競争力をつけるために、リストラを行った。人件費削減により利益を生み出してきた。正規雇用の社員を少なくし、非正規雇用社員、パート、アルバイトを採用している。今、ニート、フリータと呼ばれる若い人々、ワーキングプアと呼ばれる人々を生み出している。これは企業の首を絞めることになるだろう。人間を安い労働者と見る限り、価値を生み出す企業活動を担う人たちが育たなくなるのである。そして企業の力が失われていく。


 そして教会。相も変わらず、礼拝、祈祷会、伝道集会。教会員は高齢化し、若い人が少なくなっていく。主の委託に答え、どんな教会を形成したいのか、どんな信徒像を思い描くのか、どのような使命を担っていくのか、など、教会もマニフェストを発表することが求められている。これまでの成り行きというか、これまでの働きの継続では、立ちゆかなくなる時が目の前に来ている。

 上に立つ者は、ビジョン、マニフェストを持つべきである。僕はそう感じている。