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　私の若き日のエピソードです。以下の文は娘が東京にある阿佐ヶ谷教会の伝道師を辞任する時の教会報からの文章です。たまたま教会報を見るチャンスが与えられて、そんなこともあったなと思い出しました。

　綾子先生の父上は、かつて杉並区松ノ木のご実家から、阿佐ヶ谷教会の礼拝に来たことがあります。二宮幸雄伝道師（1977〜79年在職、現勝田教会牧師）が訪ねると、

「信仰を持つつもりはないので帰って下さい」

と言いました。
　しかしやがて東久留米教会へ行くようになり、あるとき一念発起してＩＴ関係の会社を辞め、神学校に通い始め、卒業して伝道者になりました。三重県の鳥羽教会、静岡県の御殿場教会の後、今は金沢元町教会の牧師をしておられる堀江明夫先生です。綾子先生はその先生ご夫妻の四人の内三番目のお子さんです。
　阿佐ヶ谷教会の伝道師の訪問をけんもほろろに拒んだ人が牧師になり、その娘さんが阿佐ヶ谷教会の伝道師となる…、主のなさることの不思議さを思います。新しい任地での歩みも、主のご計画の中にあることでしょう。