クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

止揚』(103号)を読んでいたら、こんなことが書かれていた。

著名な数学者である岡潔氏がこういったメッセージを残されています。

スミレの花を見て「スミレ」と言う人は知識人だけれど「美しい、きれい」等と表現できる人は、豊かな感性と情操ある人。

 世の多くの人は進化論を信じ、創造主を認めない。自然の中に身を置き、観察をしていくと、感動を覚える。その時、創造主を覚えざるを得ない。この夏、奥大日岳という山を登った。登山道に傍らに、黄色のスミレが咲いていた。清楚で凛として咲いている。誰に見せるでもなく、咲いている。感動を覚える。


止揚』は、社会福祉法人止揚学園が発行している機関誌である。巻頭に福井達雨園長の文が掲載されている。タイトルは「負けいくさにかける」。昔三重県の鳥羽にいた時、一度止揚学園を訪ねたことがある。支援の意味で、大きな額縁に入った絵を購入したことがある。それ以来、時々、『止揚』を読み、福井先生の文に触れる。信仰者としての正直な文章と弱い者への温かいまなざし、社会を鋭く見つめる目がある。