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　ドラマを見ていて気づいた。以前、木村拓哉が検事を演じたドラマ「ヒーロ」の中に出てきた役者が、先週見たNHKのドラマ「ジャッジ２」にも登場していた。彼は脇役であり、主演ではない。そして気づいた。脇役がいなければ、ドラマは成り立たない。当たり前と言えば当たり前のこと。

　主役になりたい、目立ちたいという欲求は人間にはある。僕の中にもあることは認めている。そして誰もが主役になれないことも認めている。そして人はある程度の年齢に達すると自分の器を知る。主役になれるかなれないかを知ることもできる。

　人はある場所では主役を演じ、別な場所では脇役を演じもする。自分の演じたい場所で主役を演じることができるとは限らない。

　今、自分は脇役を演じたいと思う。