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　先日、仙台にいる息子から留守電にメッセージが入っていた。息子にお願いしてあった事柄について息子が失念していて、これから「する」という内容の電話。で、僕は妻に伝言した。

「連絡ありがとう。忙しいみたいだけどよろしく、って伝えておいて」。

しばらしくして妻は電話をした。

　昨日妻が、祈祷会の後、ある教会員と分かち合いをしたと話してくれた。祈祷会の時、娘との電話のやりとりを話してくれた人がいた。彼女に対して妻は、

「私も同じ経験をしたのよ」。

と話したそうだ。

　子供が自分の失敗を親に告げた時、親はどう応じるか。妻は、僕の言付（ことづけ）に対して、そういう言い方もあったのかと新鮮に感じたそうだ。普通なら一言、小言を言いたい気持ちになるのに、小言を言わずに話すことができたことが、嬉しく心地よかったと妻。息子もほっとした様子で嬉しそうに話していたとのこと。神様だって我々が赦しを求めた時、小言は言わない。