クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

 民主党マニフェストの中で、「子ども手当」の支給を打ち出した。それに対して、それは公平ではない、と批判する人々がいる。財源は税金で、もらえる人ともらえない人がいるので不公平だというのである。民主党が高速道路の無料化を主張すると、自動車を持っている人と持っていない人で不公平が生じると批判する。

 個人にとってどうかだけを基準として判断するのは近視眼的な批判ではないか。子育てを支援するとは、家計を助けるだけではなく、この国の子どもを皆で育てるという面があるはず。教育は国家の基礎である。「子ども手当」をもらえない人にとっては、それはこの国をよくするための投資と考えることができる。

 民主党に任せたら、国家の財政が破綻すると自民党の閣僚たちは批判した。鳩山民主党代表が、その批判を受けて「自民党にそういう批判は言われたくない」と反論した。その通りだと思う。今国家は、800兆円を越える借金を抱えているが、誰がこのような借金を抱えるようにしたのかと言えば、それは自民党である。その是非はともかくとして、自分のことを棚上げにして人のことを言う人の見識は疑いたくなる。まあ、それをわかって発言しているのだろうが。