暗唱聖句
「神との友情は、神を敬う人々だけに与えられる特別なものです」(詩篇25:14)
1.要約1
神はあなたと親友になりたいと思っています。そのための方法は以下のものです。
- 神との不断の会話を通して
- 継続的に黙想することを通して
2.要約2
あなたと神との関係には、多くの異なった側面があります。神は、あなたの創造主であり、主であり、裁き主、贖い主、御父、救い主など様々な呼び名があります。驚くべき真理は、全能の神が、あなたの友となることを切に願っているということです。
- 私たちは神の絶え間ない臨在の中で生きる者として造られましたが、人間が罪に陥って以来、その理想的な関係は崩れてしまいました。旧約時代には、神と友情を築いた人は、一握りの人でした。しかし、主イエスが、その状況を一変させました。
- 神との友情を築くことができるのは、ただ神の恵みと主イエスの犠牲のおかげです。
- 神が自分のような者と親しい友情を築きたいと願っておられるというのは理解しがたいことかもしれません。神は、そのことを強く願っておられます。
- 神は全世界をお造りになり、そのご計画に従って歴史を導いておられますが、実に私たちの人生をもその細部に至るまで、把握し、導いておられます。神がそのようなお方であればこそ、私たちは神の友となることができるのです。
- 神を知り、神を愛することは、私たちの最大の特権です。そして神は、私たちに知られ、愛されることをこの上もない喜びとされるのです。
- 神が私を友にしたいといわれる時、それはどういう意味なのでしょうか。聖書に出てくる神の友と呼ばれた人々の人生から、神との友情を築くための六つの秘訣を学びましょう。この章では、そのうちの二つを見ます。
(1)神との不断の会話を通して
- 神との友情は、あなたが人生の経験をすべて神と分かち合うことによって築かれていくのです。
- 神はあなたのスケジュールのある特定の時間だけでなく、もっと多くの時間をあなたと過ごしたいと思っておられるのです。
- あなたが何をしていようと、何を考えていようと、その瞬間において、あなたは神と語り合うことができます。そして一日中、絶え間なく会話を続けることができるのです。
- 「絶えず祈りなさい」ということは、どんなことをしていても神と会話をしなさいということなのです。
- よくある思い違いは、「神と時間を過ごすこと」は、神と二人だけでいることだと思ってしまうことです。
- もしあなたが、何をする時でも、その場に神をお招きし、絶えず神の臨在を意識して過ごすのであれば、あなたの活動はすべて「神と時間を過ごすこと」になりうるのです。
ブラザーロレンスから学ぶ二つのこと
- 神との友情を深める秘訣は、あなたの活動を変えることではなく、その活動に対するあなたの態度を変えることです。自分のためにするのではなく、神のために行う。
- 長く難しい祈りをしようとするよりも、短い会話のような祈りを一日を通して継続的に祈るということです。
神の臨在を経験することは、あなたが身につけることのできる技術であり、習慣です。
- あなたも一日に何度か、努めて神のことを考えるようにしなければなりません。あなたの心が神のことを覚えていられるように訓練するのです。
- まず、神が今この瞬間私と共にいてくださるのだ、ということを思い出すために、何か目印になるようなものを作る必要があります。<例>目に付くメモ、時計のチャイム
◎もしあなたがこれらのことを通して、神の臨在というひとつの体験を求めているとしたら、大切なことを見失っていることになります。あなたの目標は、感情の高揚ではなく、神が生きておられ、いつもともにいてくださるという現実を覚え続けることなのです。
(2)継続的に黙想をすることを通して、
神との友情を確立するための第二の方法は、一日中、神のみ言葉を思い巡らすことです。これは黙想と呼ばれます。聖書は私たちに、神とはどなたなのか、何をなさったのか、そして何を言っておられるのか、について思い巡らすように勧めています。
- 神が語っておられることを知らずして、神の友となることは不可能です。
- 黙想は「集中して考える」ということです。それは誰にでも習得可能な技術であって、どこでも使えるものです。
- 友達は秘密を分かち合います。あなたが一日を通してみ言葉を思い巡らす習慣を身につけるならば、神はその秘密をあなたと分かち合ってくださるでしょう。
- 聖書を読んだり、説教を聞いたり、テープを聞いたりするとき、心の中でその内容を復習したり、繰り返しそのことについて考える習慣を身につけてください。
- 神との不断の会話とみ言葉の黙想を今日から始めましょう。
3.テキストを読んで
神との友情関係に生きる、これは信仰生活の最高の目標だと思う。神を信じる者として、継続的な会話と黙想をしたいとあらためて思った。不断の会話についていえばこれまで何回かチャレンジしたが、挫折した。神との会話をするということは多少は身についている。もっと意識的に不断の会話と呼べるほどの会話を今一度したいと思う。若くはないし、最後のチャンスと思って、チャレンジしたいと思う。
黙想について言うと、ディボーションとここでいう黙想との違いを感じる。ディボーションが一連の手続きの作業になっているような気がする。このディボーションも必要だと思うが、著者が語るような黙想をしたいと願う。そして始めているので、励ましを今日は受けた。
4.黙想すべきポイント
「神は私の一番の親友になりたいと思っておられます」。
ありがたいことと受け止める。神との友情を築くのは、真摯な取り組みが必要で、努力が必要だと思う。神と友になるのだから。神がねがってくださっていることはありがたいことだとあらためて思う。
5.考えてみよう
「一日を通してもっと神について考え、神と語り合えるようになるために、何ができるでしょうか」。
- 一時間後とにアラームを鳴らし、神と会話をする。生活を分かち合う。
- ディボーションのテキストの中から、一節を取り上げ、黙想する。結果を記録する。