クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

 昨日から教師研修会に出かけた。「イエス・キリストにあずかる聖餐」というテーマ。夕方戻る。今日は夜、妻と映画を見ることにしていて、ついでに外食。見た映画は、『ちゃんと伝える』。日本映画。映画のタイトルに惹かれた。映画館はシネモンド。映画を見て感じたことは、人間という存在に対する愛(いと)おしさ。神が人間に対して抱く愛と似ているかなと思った。というか、人間に対する神の愛の幾ばくかを感じたような気がした。


 <ちゃんと伝える>。いい言葉だ。自分の気持ちをちゃんと伝える。いい言葉だ。


 この研修会の間の暇な時間に『楢山節考』(深沢七郎著)を読んだ。姥捨ての物語である。70歳になった老人を山に捨てに行く物語。今、礼拝説教では、「老い」を意識した説教をしているので、この本を読んだ。著者は、主人公の女性にイエス・キリストと釈迦のイメージを与えたという。そのことは感じ取れなかった。姥捨て伝説はいろいろあるが、実際に老人を捨てたという歴史的な証拠はないらしい。つまり日本の歴史の中で、実際に老人を捨てるようなことはなかったらしい。