クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

 午前の祈祷会では、ノアの洪水の物語を読んだ。選集も同じ聖書の箇所を取り上げた。先週に続いて同じ箇所を読んだことになる。今日は、僕の方からいくつか質問を出した。神は地上に悪がはびこっているのを見て、人間を造ったことを後悔したと聖書にあるので、「神様が後悔したとあるけど、後悔する神って不完全な神にならないだろうか」と投げかけた。


 いろいろ話し合っているうちに、「説教で、神の側に立って考えることが大切だと聞いたけど・・・・」という発言を聞いて、僕は気がついた。その質問は間違いだった、と。


 僕はどこに立って、あの質問をしたのか、ということ。神はアダムにも、カインにも「どこにいるのか」と尋ねている。あなたはどこに立って、「後悔する神って不完全な神にならないか」という質問をしているのか。自分がどこに立っているのか、それは本当に大切だ。常に心に思いはかることが悪い人間が、そのような質問を発することができるのかどうか。


 『ホルモー六景』(万城目学著)を読み終えた。関連した小説に『鴨川ホルモー』がある。これは映画化された。この本も読み、この映画も見た。この著者は、あの『鹿男あをによし』の作者でもある。僕はファンだ。はまる人はこの作者の本にはまる。ちなみに、鴨川ホルモーに出てくるオニの人形を買ってしまった。