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　妻が聖書カバーをつくっている。実は求道者の人に、僕が使っていた聖書を進呈した。とはいっても表紙が取れている。使い古したものだけど、一生懸命その聖書を読んでおられる。そこで妻がカバーをつくって見栄え良くしようというのである。作り方について僕には異論があるのだけど、それは余計なお世話なのだ、ちょっと口を出したがやめた。

　カバーには聖書の言葉の刺繍を入れて。いいねえ、僕にも作ってよ、と言いたくなるが、最近の僕は、聖書をパソコンに表示させている。わかりやすく言おうと聖書の各ページを写真に撮って、それを画面に表示させて読むようなもの。パソコンだから、字の大きさは自由に変えられる。実際には写真に撮るのではなくて、スキャナという機器を使って聖書を読み込む。これがなかなか良い。

　今日、予約しておいた iPodtouch が届いた。音楽が聴くためのものだけど、スキャナで取り込んだ聖書も読める。魔法の箱だ。