クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

 夕方、志の輔落語を聞くために出かけた。自転車で15分。県立音楽堂にて。弟子の二人の前座の後、志の輔の落語2題を楽しんだ。一つは創作落語で、忠臣蔵を扱ったもの。忠臣蔵というのは、映画、テレビドラマ、ミュージカル、様々なジャンルで演じられるが、落語では、忠臣蔵そのものを扱っているものはない、ということで創作したとのこと。
 吉良上野介の屋敷の前に酒屋を開き、屋敷の見取り図を得ようとする浪士を助ける町の人のことを中心にしての話。志の輔が両手を上に上げて手を面にしたり裏にしたり演技が、えっ、これ何? と思わせる。幼児が「きらきら光る」と歌いながら手をあげるのをまねている。きらきら→吉良、吉良。
 二つ目は小間物屋政談。最後に大岡越前守が登場。最後に重荷を負わなくてよい、との言葉がオチ。一緒に落語を聞きに行ったHさんは、「聖書的ですね」と素早い反応。小間物屋のAが商売のために旅に出る。途中箱根で身ぐるみはがれた小間物屋のBを助ける。BはAから着古しをもらう。ところがBは江戸に戻る著中、小田原の宿で死ぬ。でAが死んだことになり、Aの妻は再婚する。そこにAが戻るという筋。最後の大岡裁き。なかなかいい話。先日聞いた小三治より、僕は志の輔の方が好きかな。