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　信仰者として生きる意味と目的は何か、という問いに対する答えを研修会で与えられたと書いたが、それが何かを書くのを忘れてしまった。我々キリストを信じる者たちは、

神の民として、この歴史の中を神の国を目指して旅をする

ということである。実はこのことを内心自分でも考えていたので、講師の言葉を聞いて、我が意を得たりという思いを持った。

　キリストの体なる教会を形成するとは、この旅を続けるということである。イスラエルの民がエジプトを脱出して約束の地を目指したことは、神の国を目指す我々の旅を暗示するものとしてある。イスラエルの民の中には、エジプトに帰ろうという者がいたし、約束の地には入れなかった者もいる。

　この世の旅を、我々は力強く歩みたい。この世の誘惑に負けて脱落する者がないように、この世との戦いで息絶え絶えの旅人とならないように、励まし合うこと、信仰者の成長も必要だ。イスラエルの民は、困難があるとすぐにつぶやいていた。困難は神の働きが現れるチャンスなのに。信仰が試されつつ旅をする。信仰によって旅をする。