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　今年の夏は、静かに過ごすことにした。先週は次女が孫をつれて帰省したのでにぎやかだった。今週は静か。午後、買い物に出かけ、カフェにでも寄って、ゆっくりしようと出かけた。ところが世間はお盆休み。行こうと思っていた店も休み。果物を売っている店でジュースでの飲もうかと思ったのに。エムザで万年筆を一本買ったあと、地下の＜ぶどうの木＞で、ブドウジュースを飲む。同じ地下の書店で、津村節子著『紅梅』を買う。これは彼女の夫であり、作家であった吉村昭氏の死を迎える様を描いた小説となっている。吉村氏は、ガンになった弟にガンの告知をしない覚悟をして、弟の闘病生活、そして死に至る経過を『冷たい夏、熱い夏』に書いている。これを読んでいるので、吉村氏本人はどのような思い、覚悟で死を迎えたのか、それを読んでみたいと思ったので、購入。僕が読んだ後、妻は『冷たい夏、熱い夏』を一時間ほどで読み終わり、買ってきた本を今読んでいる。