クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

 朝、ダニエル書8章を読みました。ダニエルが幻を見ます。二本の角を持つ雄羊が西、北、南に突進し、雄羊はほしいままに、高慢に振る舞い、高ぶりました。すると一頭の雄山羊が全地の上を飛ぶような勢いで進んできました。その額には際立った角が一本生えていました。あの雄羊を倒します。しかし、雄山羊は非常に尊大になり、力の極みで角が折れました。すると四本の角が生えて天の四方に向かいます。そのうちに一本からもう一本の角が生え出て、非常に強大になり、南へ、東へ、さらにあの「麗しの地」へと力を伸ばしました。・・・・


 紀元前二世紀前半、イスラエルはシリアに支配され、シリアの王アンティオコスエピファネス王は、エルサレム神殿を汚し、徹底的な宗教弾圧を行いました。この8章を読むと雄羊(ペルシャの王)も、雄山羊(ギリシャの王アレクサンダー大王)も高慢の絶頂で倒れます。そしてシリアの王、アンティオコスも驕り高ぶり、最も大いなる君に敵対し、滅ぼされました。驕り高ぶる者は滅ぶと聖書は告げます。

そうしてお前はついに、いと高き神こそが人間の王国を支配する者で、神は御旨のままにそれをだれにでも与えるのだということを悟るであろう。

 「私が最高権力者だ」と発言し、自分のしたいことを無理押ししても実現しようとする高慢な態度がいつまで許されるのかと思います。


↑紫つゆくさ

日本の古典、平家物語の出だしは有名です。

祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響あり
沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす
驕れる者久しからず ただ春の夜の夢の如し
猛き人もついには滅びぬ ひとへに風の前の塵に同じ。