クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

 安全保障関連法案について、3人の憲法学者が意見の判断を述べました。それを受けて、自民党からは、合憲であるとの主張が色々出されています。説得力はありません。朝日新聞に掲載された、自民党の伊吹元衆院議長が二階派の会堂の挨拶で語った言葉が心に残りました。

三権の長である総理大臣や衆参議長、最高裁判所長官は、多くの意見があると言うことを謙虚に考え、持っている権力を行使するという姿勢がないと、三権分立は本当の意味でうまく機能しません。学者が「違憲」と言ったからとんでもない話しだと言うことではないし、俺が言っているから「合憲だ」という話しでもない。

 今の自民党政権に対する批判が込められているように思います。自民党内部から、もっど政権批判の声が上がればよいと思います。


 先日のG7サミットで、安倍首相は法案が合憲であると説明しました。衆院憲法審査会で3人の学者が憲法違反と意見を陳述しているのに、謙遜に受けとめず、合憲であると主張しました。他国の指導者たちから、安倍首相は他の意見に耳を傾けず、自分の意見をごり押しするだけの政治家と見透かされたのではないでしょうか。

↑教会の玄関です。玄関をきれいにしようと心を配ってくださる方に感謝です。

 立憲主義を無視し、憲法を無視し、他者の意見に耳を傾けず、強引に自分の意見を多数を頼んで通すという傲慢な政治家は必要ありません。大臣に登用されたら自分の意見を変えてしまうような政治家も必要ありません。このような政治家を選んでしまったわれわれも、国に行方について責任を負っておることを忘れてはならないと思います。