クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

 6月14日の北陸中日新聞の「書く人」という欄で、『人生の<逃げ場>』(朝日新書)の著者の紹介と本の内容の紹介が書かれていました。今の日本で生きづらさを抱えている人が多いです。それは会社単線社会に行き詰まりと語ります。そして会社以外に支えを持った方がよいと提案します。

 「逃げ場というとネガティブなイメージがありますね。しかし、逃げることは今、敗北ではなく、新たな創造です。そのことを強く訴えたい」。

 牧師になって何度も見た夢があります。牧師になっているのに時々会社へ行くのです。するとなすべき仕事がまだ終わっていないと焦ります。仕事はしなければいけない、牧師の務めもあるし、どうしよう。こんな感じの夢です。自分の中に、牧師になったのは、<逃げ>ではないかとの思いがあるのだなと思います。


 転職を繰り返す人がいます。一つところに落ち着けずに転職を繰り返す人は転職を繰り返す、そう考えてきました。つまり困難に直面し、向き合わないで逃げると、逃げる姿勢が身についてしまうと考えてきました。転職でキャリアアップできる人は少ないと思います。


 教会での牧会の行き詰まり、ミッションスクールでの授業の行き詰まり、そんな時、逃げたいと思ったことがあります。逃げることへの後ろめたさ、逃げないで続けることの困難とのジレンマで苦しみました。


 <逃げることは今、敗北ではなく、新たな創造です>。うれしい言葉でした。

↑長野県のとある湿原。自然の中に逃げるのは、新しい創造?
日帰りで出かけました。