クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

 NHKのBS放送で『日本縦断こころ旅』という番組があります。視聴者が訪ねてほしいという思い出の地を火野正平さんが自転車で訪ねる番組です。番組の最初に手紙が読まれ、思い出が語られます。なかなか人気がある番組のようで、「見てますよ」と走っている火野さんに声をかける人が多いです。かくいう私も朝見ています。ふとこの番組の人気の秘密が分かったような気がしました。

http://www.nhk.or.jp/kokorotabi/

 視聴者の思い出によく出てくるのが親との思い出、祖父母との思い出です。思い出される人の多くはすでに亡くなっています。今生きている人が故人を懐かしく思い出しているのです。こういう手紙を繰り返し聞いていると「死ぬのも悪くないなあ」との思いになるのです。自分が死んだ後も思い出してくれているんだと思わされます。そして無意識のうちに死の受容を導いてくれるのです。ここに人気の秘密があるのではないか、とひそかに考えています。情緒的な死の受容です。日本的なのかもしれません。聖書は、違った考えを持っています。


一昨日から風邪気味で昨日は一日寝ていました。時々、休養が必要になるみたいです。