クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

 先日の長老会で、月曜日は牧師の公休日、と週報に記載することを確認しました。週報に記載しました。月曜は教会の集会がないので、他の働きが入ることになります。今日は午後、金沢刑務所に行きました。教誨師として、これから服役生活を始める人たちに対する講話、服役生活を終えてこれから社会復帰する人たちに対する講話を行いました。別の日には僧侶の方も行っています。


 入所者に対する講話をする部屋に入り、「礼」との刑務官の掛け声に応じて、私も、入所予定者も頭を下げます。頭を上げて入所者の顔を見渡して、一瞬、言葉を失いました。年配の人が多かったのです。60代あるいは70代の人が何人もいたのです。私が用意した話しは、もっと若い人たちを前提としていたことを思わされました。自分の語ることが適切なのかどうか、分からなくなりました。

私は服役をするための心構えとして、語るべく用意したのは、次のことです。

  • 自分のおかれた現実を受け入れること
  • ルールを守ること
  • 人間関係を大切にすること
  • 忍耐すること


服役生活を否定的に受けとめるのではなく、訓練として受けとめて欲しいとの願いです。上に掲げた4点は、刑務所の外に生きる私たちにも必要なことです。出所する人には、この4点を身につけたので、それを生かして、新しい生活を切り拓いて欲しいと励まします。


年配の受刑者の顔を見て、この人たちは将来に対するどんな希望を持っているのだろうか、と思いました。自分が彼らの立場だったら、どんな希望を持てるのだろうかと考えました。何年か先に出所したとして、その後の生活を支えてくれる家族がいるのか、仕事や住まいは見つかるのか。・・・。神さまの憐れみを願いました。