クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

故郷(ふるさと)

 私は東京生まれ、東京育ち。今奈良に住んでいます。東京を故郷と思えるかと言われたら、答えは思えない、です。5年ほど前、生まれ育った場所に行ってみましたが、町はすっかり変わっていて昔の面影はわずかしか残っていませんでした。故郷とは到底思えませんでした。小学生、中学生の頃に蝉や蝶を追いかけた林や野原は皆無でした。

 NHKで四回シリーズの『ダイアリー』というドラマが放映されました。このドラマのCMが流れたとき、目に映った光景に思わず、これは金沢だ、とつぶやきました。ドラマの中で懐かしい金沢の風景を見ました。朝散歩に行った浅野川の堤や川に架かる橋など懐かしかったです。金沢が自分の故郷に思えてしまいました。自分の人生でも充実していた時期であり、15年生活したこともあるので故郷に思えたのでしょうか。私の妻は長野県に生まれ、中学卒業までそこで15年過ごしました。高校入学と共にそこを離れ下宿生活を始めました。彼女にとっては、生まれて以来15年住んだ場所が故郷なのです。

 そして私は、まだ一度も行ったことのない故郷に行くのを楽しみにしています。一度も行ったことがない故郷なんて変だと思われるかもしれません。それは天の故郷のことです。いつの日か世を去るときが来ますが、それは天のふるさとに帰るときであると聖書に書かれています。信仰者は死を越える希望を持ちますが、これを確かな希望として持つためには、具体的なイメージにすることが大事だと思っています。死を天の故郷(ふるさと)に帰ることと考えることができるのは幸いです。

「ところが実際は、彼らは更にまさった故郷、すなわち天の故郷を熱望していたのです」(ヘブライ人への手紙11章16節)。