クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

笑顔を見たくて

見よ、兄弟が共に座っている。なんという恵み、なんという喜び。

詩編133編1節)

  月曜日、東京へ行きました。妹のH子を見舞うためです。H子は難病にかかり、介護を必要とする生活になり、今は施設で生活をしています。自分から言葉を発することができなくなりました。身体の動きも不自由になってきました。どんな気持ちで日々を過ごしているのかと思いますが、それを聞くことはできません。下の妹K子夫妻、私と妻、そしてH子の夫Sさんと一緒の見舞いでした。入居している部屋は角部屋で、二つの壁に窓があり、いい景色を見ることができます。

 私たちは近況を伝えながら、いろいろ話をしました。多分、皆H子の笑顔を見たいと思って話しかけていたのではないかと思います。H子は小学校の教師を仕事としました。途中から、障がいを持つ子供たちを受け持ちました。定年後も嘱託として働きましたが、その頃、難病を発病したようです。夫婦共働きで、二人の子供を育て独立させました。H子は夫のSさんと共にクラシック音楽が好きです。子どもの頃はピアノを、大人になってからはバイオリンを習い、楽しんでいたようです。夫のSさんはオーボエを吹き、またチェロも演奏し、アマチュア管弦楽団に所属しておられました。音楽を愛する夫婦です。

 見舞いの前日は妹のK子の家に宿泊をし、夕食を共にしながら交わりの時を持ちました。そして3夫婦が一つの部屋でしばらくの時を過ごすことができたことは感謝でした。兄妹とは言え、家庭を持った後は、なかなか会えません。お互いに皆子どもを独立させ、夫婦二人の生活です。H子のおかげで兄妹が夫婦揃って会う機会が与えられました。これからも見舞いに行くつもりです。

 私は東京生まれ、東京育ちですが、35歳の時に牧師としての働きをするために東京を離れました。それ以来東京には住んでいません。人生の半分を東京で、残りの半分を地方で生活したことになります。今回東京駅を降りて丸の内側を歩きましたが、ずいぶん変わったなと思いました。丸善という書店に行きました。大きい書店でした。おかげで奈良の書店では見ることのできない本を三冊買うことができました。電車に乗る時の切符の買い方にも戸惑いを覚えました。

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