holalaのブログ

隠退(引退)牧師holalaのブログです。

恐れからの解放(5)

 私が感じた大きな恐れの第一は、小さい頃から味わった死の恐れです。

 第二の恐れは、教会の礼拝に通いはじめている時期に味わいました。まだ洗礼は受けていませんでした。サラリーマンとして働いていたある日、仕事で講演を聞きに行きました。講演を聞いている途中で咳き込んでしまい、ハンカチで口を押さえ、咳き込みが終わりハンカチを口から離すとそこに血がべっとりついていたのでした。

 その頃の私には喫煙の習慣があり、体によくないと思っていたのですがやめられないでいたのです。私はタバコの奴隷だったのです。血を見た瞬間、恐れが私を包みました。頭は俗にいう真っ白な状態で「神のさばきだ、自分は病気で死んでも仕方がない」との思いが頭を占めました。じっとしていることができなくて講演の会場を去り、街をさまよい歩きました。神さまの聖なる怒りに触れ、私は恐れおののいたのです。翌日会社に行くと、タバコを吸わない僕に同僚はどうしたのと聞きましたが、答えることができませんでした。

 このことがきっかけで私は受洗に導かれました。既に教会の礼拝で、イエス・キリストが私たちの罪のために十字架にかかってくださったということを聞いており、イエス・キリストを信じて罪の赦しをいただきたいと思ったからです。この時は、タバコを吸いたいとの気持ちは見事に消えました。

 しかし人間は罪深い者で、何年かしてまた喫煙を始めました。あの時の経験は何だったの、です。ある時、自分の意志で喫煙はやめました。その後何回か、こっそりタバコを吸う夢を見ました。

 牧師会からの帰り、牧師会で小さな嘘をついたことが思い出され、自分は頭のてっぺんからつま先に至るまで罪にまみれた存在であることを感じました。でもこの時は、聖なる怒りに触れて恐れおののくことはありませんでした。罪を告白し、神さまに赦しを求めました。自分を守るための嘘とは言え、正当化することはできません。どんな時も決して嘘はつくまいと決心しました。

 聖なる怒りに触れて恐れおののくことは、その後二度とありません。