クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

説教者はクリエーター?

 最近私は、勉強している時はクラシックの音楽を聴くようにしています。私の妹のご主人がクラシックのファンで所有しているCDのコピーを送ってくれているからです。私も若い時は、結構クラシック音楽を聴きました。昨年の12月頃から聴き始め、今では二百枚ほどのCDを聞きました。一心に耳を傾けて聞く時もあればBGMとして聞く時もあります。そして思うことは、作曲家は無から有を創造するクリエータなのだと。私はどの作曲家のどの音楽にも敬意を払うべきだと思うようになりました。

 今日はハイドン弦楽四重奏を聴いていました。説教の準備をしながら聞いていたのですが、あるメロディーが流れてきた時、体が反応しました。そのメロディーは私の心に深く刻まれていたものでした。思い出すこともない忘れさられたメロディーでしたが、一瞬のうちに記憶が呼び起こされました。じっくり耳をすませて聞いていると静かな感動が心に満ちました。こんな経験が時々あります。失われた宝を見つけ出したような気がします。今日感動したのはハイドン弦楽四重奏79番第2楽章ラルゴ。慣れている方はインターネットのyoutubeで聞くことができます。

 そして最近思うのは、説教者もクリエータではないか、と。説教者は無から有を創造するわけではなく、聖書のテキストをもとに説教を作ります。それは福音を証しする説教です。聖書の説明をするだけでは不十分です。説教者の生き様が問われます。どのように福音に生きているのか、福音に生きていることから生まれてくる言葉があります。その説教者のオリジナルな証しの言葉です。そういう証しの言葉のある説教を作りたいといつも願っています。

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建築物としてのお寺の本堂が僕は好きです。