京急電鉄の踏切事故が大きく報道されました。トラックの運転手の方が亡くなられ、けがをした乗客も多数いました。今回、事故の報道を見ながら、損害賠償はどうなるのかと思いました。鉄道会社からすると、先頭車両が破損し、事故の復旧に多くの労力が割かれました。事故がなければ発生しない損害、費用負担が生じました。その費用をだれが負担するのか。事故の直接の原因は、トラックが踏切の中に入り、動けなくなったことですから鉄道会社は、トラックの会社に損害賠償請求をすることと思います。どれくらいの費用が発生するのか、億単位の請求になるのではないかと予測するネット情報がありました。中小の運送会社では、倒産するかもしれません。
関東に上陸した台風のために、ゴルフ練習場の支柱が倒れ、隣家を押しつぶし、家の中にいた女性がけがをしたと新聞にありました。隣家の方は損害賠償を求めることになると思います。思いがけない重荷を背負われたことになります。
他者に被害を与えたなら、弁証をする必要があります。時と場合によっては、とんでもない霜害賠償を求められることが自分の身に起きてもおかしくないような感覚を覚えました。普段、損害賠償などということはほとんど考えずに生活していますが、自分が歩いている道は、ひび割れていて、いつ割れて自分が奈落の底に落下してもおかしくないような不安を感じました。
台風で被災した方たちの上に慰めと平安を祈ります。