クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

信徒の忘れられない言葉(6)

「私はひとりだと思っていないの。神さまがいつも共にいてくださると信じているから」

 これはある姉妹の言葉です。子どもたちは独立し、夫婦二人の生活を送っていましたが、ご主人が亡くなりました。その後彼女は住み慣れた土地を離れて、転居したのです。しかも遠い地に。四国から山梨に転居されました。その彼女が私が赴任した教会の教会員でした。そしてこの言葉を聞きました。

 私も子供たちは独立し、今夫婦二人の生活を送っています。先日は妻が一週間留守し、私は一人暮らしをしました。誰とも口をきかない日々を味わいました。一週間ですから、特にさびしさを感じることはありませんでした。

 隠退牧師の会で一人の牧師の語った言葉も忘れられません。「昨年までは妻と一緒に来ていましたが今年は一人です。妻は召されました。ようやく寂しさに慣れてきました」。おだやかに語る言葉の中にも切なさが伝わってきました。

 私も神さまは共にいてくださると信じています。私は、どこで神さまが共にいてくださるのを感じるかというと、聖書を読み、思いめぐらす時です。段々、聖書の存在が神が本当におられることの証拠に思えるようになってきました。

 

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冬の最中のスミレ 散歩道にて