私にとって忘れられない言葉がまだあります。それはハイデルベルク信仰問答にある言葉です。問21の言葉です。
問21 まことの信仰とは何ですか。
答え
それは神が御言葉において
わたしたちに啓示されたことすべてを
わたしが真実であると確信する、
その確かな認識のことだけでなく
福音を通して聖霊がわたしのうちに起こしてくださる
心からの信頼のことでもあります。
それによって、他の人々のみならずこのわたしにも
罪の赦しと永遠の義と救いとが神から与えられるのです。
それは全く恵みにより、ただキリストの功績によるものです。
まことに信仰について二つのことが指摘されています。
- 一つは神の言葉を真実とする認識。
- 第二に、神の言葉に対する心からの信頼です。
この信頼は聖霊が私たちのうちに起こしてくださるものとあります。神の言葉への信頼は、聖霊が与えてくれるものとの言葉、うれしいですね。聖霊のお働きによって、わたしのうちに神の言葉への信頼が与えられていると知ることができます
私はこの信仰についての理解に立って歩んできました。それゆえ、私は御言葉に立ってすべての物事を考えるようにしてきました。自分の経験、人間的な知恵、人々の常識、自分の考え、自分の思いなど、人が考える時の基準となるようなものよりも、何よりも聖書の言葉を基準にして物事を考えるようにしてきました。
そして聖書の言葉に立ち、聖書の言葉に従って生きるように努力してきました。もちろん、後悔はありませんし、これでよかったと思っています。確かな拠り所を与えられて感謝です。