クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

人生でつらかったこと(4)劣等感

 この題で3回書くことにしましたが、妻が「あなたは劣等感でずいぶん悩んでいたでしょ」と思い出させてくれたので追加で書くことにしました。

 私は勉強が好きな子供でした。小学生の頃は授業で質問したら「分からないことを質問する。大切なことです」とほめられたことがあります。ほめられたことって覚えているものですね。中学、高校と努力しましたので、いい成績をとることができました。大学は一年浪人して希望する大学に入学できました。大学紛争が起き、連日のクラス討論が行われ、私は自分に意見のないことに劣等感を感じました。人生最初の劣等感です。

 社会に出て会社員として働きましたが、一生懸命働き、特に劣等感は感じないですみました。しかし牧師になってからです。牧師になって10年ほど経ってからです。教会員に物事を深く考える人がおり、聖書を牧師よりもよく知っている人がおり、いい説教をする牧師がおり、劣等感が深まりました。他人と自分を比較しなければいいのですが、そうはいきません。

 劣等感をバネにして生きてきた、と語る人がいます。私の場合は3つも劣等感を感じる点があるので、なかなか劣等感をバネにして生きることはできません。人は、それまで生きてきたようにしか生きていけない、という面もあります。自分でいくら考えても解決はありませんでした。

 解決は、外から来ました。教会で信徒の方たちと『人生を導く五つの目的』(リック・ウォレン著)という本を共に学ぶ機会が与えられ、この本を読んで劣等感からの解放を与えられました。神さまは、一人一人の人間を個性ある者としてお造りになったと書かれていて、心は自由になりました。当たり前のことですが、人には長所もあり短所もあります。それを受け入れればいいのです。50歳を過ぎていましたから、30年近く劣等感を抱き続けてきました。大切にする必要がないのに、大事に抱えて生きてきました(^_^;)。

 

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何のは花でしょうか 散歩道にて