クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

クリスチャンの成長(18)聖霊を内に宿して生きる-9

 ガラテヤ書には、霊の結ぶ実、言い換えると聖霊によって結ぶ実が紹介されています。

ガラテヤ5:22~23
これに対して、霊の結ぶ実は愛であり、喜び、平和、寛容、親切、善意、誠実、柔和、節制です。

 霊の結ぶ実は愛である、とあります。聖霊が私たちに働きかける結果として実が結びます。その実として愛があるというのです。言い換えると私たちが愛することのできる人とされ、実際に神を愛し、人を愛する人になっていく、それが聖霊の結ぶ実と言われていると考えます。実(み)は私たち自身なのです。

 愛することは人間の努力、神の助けのない人間の努力、生まれながらの人間の持つ力としての努力ではできません。自分を愛するように隣人を愛そうとするとき、自分の愛の薄さ、愛のなさに多くのクリスチャンは気づくと思います。他者よりも自分を愛する気持ちが人間には強いのです。

 しかし聖霊により私たちは愛する人へと変えられていき、愛する人として成長していきます。神さまは、私たちに愛する訓練を与えるために、家族を与えてくださいます。共に生きる人を与えてくださいます。身近な関係の中にあるのでエゴ(自分を主張する心)が出やすく、容易に対立が生まれ、争いが生じます。「愛しなさい」との神さまの命令を真剣に受け取るとき、エゴとの戦いが起きます。

 その時、人は問われるのです。あなたは本当に神さまに従い、人を愛したいのか。エゴに打ち勝ちたいのか、と問われます。その時、「わたしは本当に神さまにお従いしたいです。愛する力を与えてください」と祈って一歩踏み出すのです。すると聖霊が力を与えてくださり、他者を愛することができるようにしてくださいます。この積み重ねによって私たちは愛する人として成長を続けます。

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散歩道にて