クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

クリスチャンの成長(30)罪から解放されて生きる-3

 罪の支配ってどういうことでしょうか。

 この世には、罪を犯すように私たちに働きかける力が存在します。その力は強く、すべての人が罪の支配のもとにおかれていると聖書は語ります。私たちは罪の奴隷であるとさえ聖書は語るのです。

 私は若い時、自分の体に悪いと知りながらタバコを吸い続けました。やめようとおもってもやめられませんでした。結婚しても自分中心に物事を考え、伴侶の心に思いを向けることの少なさも知りました。人が当たり前と思っていることが、神さまの前には罪であることが多いです。

 罪とは、神さまの御心に反することを行うことです。犯罪はもちろん罪ですが、犯罪にならないたくさんの罪を人は犯しています。そのことに気づくのは、私たちが神さまの御心を知るようになってからです。私たちには良心があるので、神を知らない人でも良心の呵責を覚え、自分を責めることがあります。自分を責めることと自分の罪を知ることとは別のように思います。

 この罪の力は結構強く、この罪の力に負けて行動していても信仰を持たない人は、自分が罪を犯しているとは思いません。自分だけではなく他の人も同じように行動しているからです。人間とはそのように振る舞い生きている者であると考えたりします。

 教会の礼拝に出席しまた聖書を読む中で、神さまの教えを意識するようになると人は自分が罪を犯していることを知るようになります。この罪の力は強く、信仰者といえども、自分の力で打ち勝てるものではありません。聖書が伝える福音(良き知らせ)は、罪の支配からの解放を告げます。この福音に生きることが大切となります。

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馬見丘陵公園のお花畑