神が存在するなら、存在する証拠というものはあるのでしょうか。キリスト者である私たちでも時に、神は本当に存在しているのだろうか、と思うことがあるのではないでしょうか。
聖書は神の存在を証明しようとはしていません。むしろ聖書は神がいかなる方であるかを語ります。そしてそのような方をあなたは神と信じるか、と逆に問いかけているように思います。今日コリントの信徒への手紙一の最初の部分を読みました。
コリント一1:1～2
1:1 神の御心によって召されてキリスト・イエスの使徒となったパウロと、兄弟ソステネから、
1:2 コリントにある神の教会へ、すなわち、至るところでわたしたちの主イエス・キリストの名を呼び求めているすべての人と共に、キリスト・イエスによって聖なる者とされた人々、召されて聖なる者とされた人々へ。イエス・キリストは、この人たちとわたしたちの主であります。
この箇所に「召す」という言葉が２回使われています。神は人間を召す方であることが分かります。神さまはパウロをイエス・キリストを宣べ伝える使徒となるように召しました。パウロはその召しに応答し、使徒として活動しました。
またコリント教会の信仰者たちは、聖なる者となるように神に召されたとあります。彼らはキリストを信じるように神に召され、キリストを信じ聖なる者となるように召されました。
神さまは私たちを召す方です。私も信仰者になるように召され、福音を宣べ伝える者となるように召され、30年以上福音を宣べ伝える働きに従事してきました。神さまが私たちを召す方であるなら、その神は確かに存在すると私は考えます。私の人生は神の存在を証明しているのではないかと思います。そう自分に言い聞かせています。
