罪からの解放とは、自分が行ってしまう特定の罪を犯さなくなることを意味します。神さまは私たちを罪から解放してくださいます。具体的な罪から解放してくださいます。私たちは色々な罪を犯しますが、それら一つ一つから私たちを神さまは解放してくださいます。そのような恵みを体験されたら、以下のことも考えて欲しいと思います。
私たちが罪から解放されるのは、罪からの解放自体が目的なのではなく、神さまには私たちを導く計画があります。
昔イスラエルの民がエジプト王の奴隷状態からの解放を求めました。その時神さまは彼らをエジプトから解放し、彼らを自由に生きることのできる土地へ導くと約束されました。そこは乳と蜜の流れる豊かな土地でした。その地でイスラエルの民は神の民として生き、祝福された歩みをすることが神さまの計画でした。
約束の地に向かう途上の荒野においてはたびたび試練が訪れましたが、その時は神さまに信頼し、神さまに助けを求めて歩みます。
クリスチャンの場合も同じです。神さまは私たちを罪から解放し、私たちを神の国へと導かれます。私たちの地上の歩みは、神の国を目指す旅です。この地上の旅で神さまに信頼して歩みます。そこで大切なことは、私たちはイエス・キリストを信じ、神の子とされ、聖なる者とされましたので、聖なる者として成長を目指しつつ地上の歩みをするということです。御国に迎えられる時、私たちは完全に聖なる者に変えられ、神の前に迎えられます。信仰に生きるとは、神の国を目指す旅をするということです。
罪からの解放を体験したら、以上のような信仰者の歩みを覚えることが大切だと考えます。罪からの解放は、私たちが聖なる者となるためのものです。