クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

信仰に立とう

 25日(水)に二度目の手術を行いました。手術の終わり頃、眼を縫っている糸を切っている医師の持つハサミが見えて、あ、これならうまくいったかなと思いました。翌26日朝、右眼を開けるのに怖さを覚えました。朝診察の前に眼科の医師が点眼をしてくれました。その時、彼の姿が見えて、いい予感。診察は簡単に終わり、経過は良好とのこと。「自分の状態で気持ちもずいぶん変わる。今日は平安で時間がゆっくり過ぎ去るのも心地よい」。こんなメモを残しています。

 さらに翌日27日(金)。朝右眼を開くとえっ!眼球にあの不吉な模様が見えます。眼球の中に出血した血がつくる模様。それに似たものが見えるではありませんか。ガーン!一挙に落ち込みました。また出血?また手術?気が滅入りました。

 しばらくして自分に言い聞かせました。<僕は恵みの支配下に生きている。だから落胆するのはやめよう。朝の診察で何を言われるかわからないが、何を言われても自分は恵みの下におかれていると信じよう>。それで気持ちは落ち着きました。

 朝の診察を受けると「出血はありませんね。レーザーを当てた箇所もきれいに処置されています。これなら明日退院ですね」。思いがけない言葉にびっくり。確かに右眼で見るとあの模様は消えていました。診察を終え病室に戻ったら思いがけなく泣いてしまいました。翌28日(土)無事退院。18日入院して10日間の入院生活でした。

 今回の入院を通して、2つのことを知らされました。第一自分の信仰の弱さ。自分の身に起きることによって気持ちが左右されてしまう弱さ。

マルコ9:24
「信じます。信仰のないわたしをお助けください」。

  悪霊に憑かれた子供を持つ父親の告白は自分の告白でもあることをあらためて確認しました。そして今ひとつ。自分は神の恵みの下にいることを信じ抜くこと。神の恵みの下にいる、これはキリスト者のアイデンティティです。このアイデンティティーについては何度も説教してきました。自分でも信じているつもりでした。試練は信仰を揺さぶります。そしてきちんと信じるように導かれます。

ローマ 6:14
なぜなら、罪は、もはや、あなたがたを支配することはないからです。あなたがたは律法の下ではなく、恵みの下にいるのです。

ペトロ一 1:6~7
今しばらくの間、いろいろな試練に悩まねばならないかもしれませんが、あなたがたの信仰は、その試練によって本物と証明され、火で精錬されながらも朽ちるほかない金よりはるかに尊くて、イエス・キリストが現れるときには、称賛と光栄と誉れとをもたらすのです。

 試練によって私たちの信仰は本物になっていくとの聖書の言葉の真理をあらためて知り感謝。

 

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