今日は寒い日でした。散歩していると短時間ですが雪が舞っていました。散歩途中で出会う蝋梅の花からよい香りが漂ってきます。
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私たちが神さまの教えに従おうとする時、それに抵抗する思いが心の中に湧いてくることがあります。み言葉に従おうとするのは聖霊の導きであり、それに抵抗する思いは、肉の働きです。そして肉の背後にあって、私たちに罪を犯させようとして働きかける勢力・力としての「罪」があります。
ガラテヤ 5:16～17
わたしが言いたいのは、こういうことです。霊の導きに従って歩みなさい。そうすれば、決して肉の欲望を満足させるようなことはありません。肉の望むところは、霊に反し、霊の望むところは、肉に反するからです。肉と霊とが対立し合っているので、あなたがたは、自分のしたいと思うことができないのです。
かつて私は見知らぬひとりの姉妹から電話で助けを求められました。お会いして事情を受けとめました。サマリア人のたとえが教えるように、見過ごしにはできませんでした。私は行動を起こすように促されました。しかし恐れが私を引きとどめました。愛の行動を取りなさいと聖霊が語り、「罪」が肉を通して私のうちに恐れを抱かせためらわせます。神の教えに従いたいとの気持ちとそれに反対する思いとが心の中で戦うという葛藤をキリスト者は経験します。
この戦いでキリスト者が勝利するには二つの要素が影響していると思います。第一は信仰者として生きるとの「決断と行動」です。とにかく決断して行動することです。清水の舞台から飛び降りるつもりで決断するのです。妨げる思いが強力に働きますが、自分は信仰者なんだ、と決心して行動します。こんな時、「サタン、退け」と叫んでもいいかもしれません。
ヤコブ 4:7
だから、神に服従し、悪魔に反抗しなさい。そうすれば、悪魔はあなたがたから逃げて行きます。
肉の思い、肉を通して働く「罪」に対して「ノー」を言います。テレビを見ていたらすてきな言葉と出会いました。
「雨が降らなければ虹は見えない」。
雨が降った後、必ず虹が見えるとは限りませんが、雨の後、虹が見えるのはうれしいです。神さまに従う決断を思い切ってすると、今まで見えなかった何かが見えてくると思います。そしてそれは私たちを神さまに従うように励まします。
私はあの時、自分の力で問題を解決してあげなければいけないと思っていました。解決できなければ自分の無力さと直面します。解決できる自信はありません。そして立ち向かうべき相手は、どんな人かわからず、不安を覚えました。でも行動を起こして分かりました。結果は何も得ることはできませんでした。私は何の役にも立たなかったのです。しかし私が彼女に寄り添ったことを彼女は喜び感謝してくれたのです。自分に求められるのは解決することではなく、寄り添うことだと知り、励まされました。様々な問題に立ち向かう力を与えられた思いがしました。
もう一つの要素は、神の教えを「喜ぶ」ことです。旧約の詩編には、神の教えを喜び、楽しみ、愛し、慕い求めるとの告白が書かれていました。私自身も、神さまの教えは、キリスト者が信仰者として果たすべき義務などではなく、私たちを祝福する手段であると理解し、神さまの教えを喜び、楽しみにするようになりました。そうすると肉の思いというのが小さくなっていきます。そうすると霊と肉の戦いに勝利しやすくなっていきます。
このようにして、神の教えを喜び、聖霊の導きを受ける時、キリスト者は罪に打ち勝つことができるようになります。そして今まで味わったことのない喜び、罪から解放された喜びを味わうようになります。
