神を愛する - クリスチャンが元気になる holalaのブログ

　狭い門から入るとは、山上の説教で示された教えに従うことです。そうするとこの教えに従うことはむずかしいと考える人が多いかもしれません。

5:48
だから、あなたがたの天の父が完全であられるように、あなたがたも完全な者となりなさい。

5:44
しかし、わたしは言っておく。敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい。

5:38～39
「あなたがたも聞いているとおり、『目には目を、歯には歯を』と命じられている。しかし、わたしは言っておく。悪人に手向かってはならない。だれかがあなたの右の頬を打つなら、左の頬をも向けなさい。

　以上のような教えを実行するのはむずかしいとだれもが考えると思います。イエス・キリストを信じ、私たちは救いの約束を得ました。信仰者として生きるとは、救いの約束を感謝をもって受けとめ、この約束を受け取る歩みをすることだとお話ししました。そしてそれは山上の説教に生きることだとお話ししました。しかし、山上の説教の教えは従うことはむずかしい。どうしたらいいのか。

　私たちは、神さまの「教え」に目を向けがちです。「教え」に目を向け、それを行うのがむずかしいとか、行うのは無理だとか、考えます。しかし私たちは「教え」と向き合うのではなく、その教えを与えられた「神さま」と向き合うのです。だれが私たちに従うべき教えを与えるのか、です。

　たとえば、大好きなお母さんが「これをしなさい」と言うのと、大嫌いな父親が「これをしなさい」と言うのと、子供はそれぞれをどう受けとめるでしょうか。大好きなお母さんの言葉には従いたいと思うでしょう。しかし嫌いな父親の言葉には従いたいとは思わないのではないでしょうか。

　イエス様は、この山上の説教の中で、神さまは、あなたがたの天の父であると語っています。そして私たちは天の父の子であると語っています。もし私たちが天の父を愛しているなら、天の父の言葉に喜んで従うことでしょう。問題はここです。もし天の父なる神は、罪を犯す者に怒りを発する神であると受けとめていたなら、この山上の説教に従いたいとは思わないし、こんなのむずかしいよと反抗したくなるかもしれません。しかし天の父なる神を愛するなら、よし頑張ってみようかなと思うのではないでしょうか。教えに従い、天の父に喜んでもらおうと思うのではないでしょうか。

　私たちが神の教えを行うことができるか否か、それは私たちが父なる神をどう思っているかにかかっているのではないかと私は考えています。

ヨハネ一 5:3
神を愛するとは、神の掟を守ることです。神の掟は難しいものではありません。

　神を愛する時、神の掟は難しくなくなるのです。

　イエス様は山上の説教で父なる神について語りました。天の父なる神にとって、私たちは価値ある者であり（5:26）、天の父は、求める者によいものを与えてくださる神です（7:11）。

　また父なる神はイエス・キリストをこの世に送り、私たちに対する愛を示されました。

ヨハネ一 4:10
わたしたちが神を愛したのではなく、神がわたしたちを愛して、わたしたちの罪を償ういけにえとして、御子をお遣わしになりました。ここに愛があります。

ローマ 5:8
しかし、わたしたちがまだ罪人であったとき、キリストがわたしたちのために死んでくださったことにより、神はわたしたちに対する愛を示されました。

ヨハネ一 3:1
御父がどれほどわたしたちを愛してくださるか、考えなさい。それは、わたしたちが神の子と呼ばれるほどで、事実また、そのとおりです。

　神さまが私たちに対して愛を示してくださったのです。そこで私たちも神さまを愛して歩みます。さらに神さまの教え・戒めは、私たちを愛してくださる天の父が、私たちの祝福のために与えてくださる教えなのです。私たちは天の父に信頼し、その教えに従います。

　信仰生活の「こつ」は、神を愛して生きるかどうかにかかっています。神を愛して生きるようにすれば、信仰生活はうまく行きます。

　狭い門から入るとは、天の父を愛して生きることを意味します。山上の教えをどれだけ守ることができるかではなく、天の父を愛し、その教えに従えばいいのです。広い門から入るのは、自分を愛して生きることであり、狭い門から入るのは父なる神を愛して生きることだと思います。

ある時イエス様は律法の中でどの掟が最も重要かと尋ねられました。