コリント二 8章9節
あなたがたは、わたしたちの主イエス・キリストの恵みを知っています。すなわち、主は豊かであったのに、あなたがたのために貧しくなられた。それは、主の貧しさによって、あなたがたが豊かになるためだったのです。
キリストにより豊かにされた私の３回目は、執り成す心です。
人には他者（ひと）を見て、批判する心、裁く心があるものです。だいぶ前のこと。教会員のＡさんが同じ職場にいる後輩のＢさんのことを批判して私に聞かせるのです。二人とも私が牧会していた教会の教会員です。Ａさんは愚痴るつもりで私に話したのかもしれません。
彼女が批判するのを何回か聞いた後、私はＡさんに「Ｂさんのために祈りましょう」と提案しました。それ以降、ＡさんはＢさんのことを私に話さなくなりました。Ａさんが私の言葉をどう受けとめたのかは分かりません。
牧師もまた裁く心を持ちます。教会の長老（役員）、信徒たちを見て、時に批判し裁く思いが湧いてきます。もう少し～であってくれれば、との思いが湧いてきます。そして不満がたまっていきます。だから私は、批判の思い、裁く思いが湧いてきたら、執り成しの祈りをすることにしました。祈りをすると、汚れの雲が消え去り爽やかに心は晴れます。ありがたいことです。執り成す心は豊かになったかもしれません。祈りにおいて執り成すことが多くなりましたので。
イエス様は教えられました。
マタイ 7:12
だから、人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい。
私も足らない点が多く、欠点があります。私も私のために執り成しの祈りをしてくれる人を必要としています。そして互いに執り成しの祈りをするキリスト者の交わりが広がっていくことを心から願っています。
