「私たちはその栄光を見た」（ヨハネ1:14）。
栄光を見るってどういうことでしょうか。栄光を見ると言っても、肉眼で見るわけではなく、見るなら心の目です。どのように見るのでしょうか。個人的には、この聖句を分からないままにはできません。年をとった者として、牧師として説教をしてきた者としては、自分なりに明解な解釈をしたいと思いめぐらしました。
オリンピックで、金メダルを取った選手がいます。授賞式は晴れやかな場面です。選手にとって栄光に満ちた場面です。しかし観客にとっては、彼が競技の中で持てる力を発揮している場面こそ、彼の栄光を見る場面と言えるのではないかと思います。彼はこの点で素晴らしかったと観客は言うことができます。選手が金メダルを首にかけている姿を見ても感動はしません。競技している場面こそ、感動を与えます。素晴らしい能力を発揮している場面こそ、選手の栄光が輝く場面と言えます。
以上はたとえです。父の独り子の栄光を見るとはどういうことか。それは独り子の働きを見、その働きを受けることです。その時、私たちの生きかたは変えられます。信仰者としての歩みが始まります。自分がどのように変えられたのか、それを言い表すことは、それは独り子のすばらしさ、栄光を語ることになり、栄光を見たこととなると考えます。
その上でわが身を振り返るなら、キリストを信じ永遠の命を与えられ、御言葉に生きる者となりました。日々御言葉という恵みを与えられ、心の底に平安と喜びを与えられました。父なる神に従順に生きることを教えてくださった。そしてキリストに結ばれ、神の子として生かしてくださった。
- キリストは命を与える方。
- キリストは御言葉によって導く方
- キリストは喜びと平安を与える方
- キリストは私とつながり、私を神の子としてくださる方
キリストの中に素晴らしい救い主を私は見た。
キリストの栄光を見た、と言える、のかな。
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年末年始はブログを休みます。1月4日から再開します。
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