クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

老いを生きる恵み

 友人が手紙の中でさだまさしの『人生の贈り物』を聞いてみたらと勧めてくれました。それで youtube で聞いてみました。

「季節の花がこれほど美しいことに
歳を取るまで少しも気づかなかった」

 これが出だしです。共感できる歌詞とそうでない歌詞がありました。信仰に生きている者として、共感できないものもありました。それは仕方のないことです。それであらためて老いを生きる恵みって何だろうと思いました。

 最初に思い浮かぶことは、聖書を以前より深く読むことができるようになったことです。人生経験を積み重ねてきたこと、聖書の読み方を身につけることができたこと、聖霊の導きを受けて読むことができること、以前より深く読むことができるようになったことは大きな恵みだと思います。

 第二に人生を共にしてきた伴侶がいることです。しかも信仰を同じくしているので、同じ方向を見て共に生きることができます。そして互いに慈しむことができることも老いを生きる恵みではないかと思います。共に聖書を読み、祈ることができることは幸いです。

 第三に時間のゆとりが生まれ、自分のしたいことができることです。年をとり、できなくなったことも多いですが、だからできるようになったこともあります。聖書を読むこと、料理をすること、散歩しながら樹木を観察し、その名前を調べることなどは楽しみです。

 さだまさしの『人生の贈り物』の最後にこのような歌詞があります。

並んで座って沈む夕日を一緒に眺めてくれる 友が居れば
他に望むものはない

私なら次のように言いたいと思いました。

「イエス様がいつも隣にいてくださるなら、
他に望むものはない」

バラ 馬見丘陵公園 2022.4.20