クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

いつか死ぬ、それまで生きる

 昨日の新聞を見ていたら、本の広告がありました。その本の題名は『いつか死ぬ、それまで生きる』でした。副題として「わたしのお経」とありました。この本のタイトルが、心に響きました。なんでかなと思いました。「それまで生きる」という言葉に強い意志の表れを感じたのではないかと思いました。

 若い時は、生きるのは何かのためでした。仕事のため、生活のため、有意義な人生を送るため、キリストを宣べ伝えるため、・・・・。生きる目的は人それぞれだと思います。しかし年をとってくると、何かの目的のために生きることがなくなってくるのではないかと思います。自分の死への備えをするために生きるという人もいると思います。

 自分の死をある程度受け入れることができるようになると、生きる意欲が弱くなることもあると思います。老いを生きるとは、自分の死を待つことでもあるからです。そんな時に「いつか死ぬ、それまで生きる」という言葉には生きるという強い意志を感じます。そしてそれは、自分は生きるように命じられているという自覚が背後にあるように感じました。私は神を信じているので、神さまが「私があなたを召す最後の日まで生きよ」とおっしゃっておられるのだと、受けとめなおしました。

 この言葉は、語調がいいです。それで歌を作ってみました。

 いつか死ぬ それまで生きる このわたし
   御言葉読んで 励まし受ける

 いつか死ぬ それまで生きる このわたし
   日々の生活 大切にして

 いつか死ぬ それまで生きる このわたし
   何が起きるか、知らないけれど

 いつか死ぬ それまで生きる このわたし
   重荷はすべて 神にゆだねて

 いつか死ぬ それまで生きる このわたし
   御国の光景 心に描き

 いつか死ぬ それまで生きる このわたし
   今日の一日 感謝しながら

 いつか死ぬ それまで生きる このわたし
   新たな趣味に 生き甲斐感じて

 いつか死ぬ それまで生きる このわたし
   イエス・キリスト わが主とあおぎ

 いつか死ぬ それまで生きる このわたし
   神を喜ぶ 初心に戻り

 

ウエストミンスター小教理問答
 問1 人生の第一の目的は何ですか
 答   人間の第一の目的は、神に栄光を帰し、永遠に神を喜びとすることです。

エゴノキ 奈良公園