クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

まざまざと知る老い

 今朝食後、歯を磨いているときに鏡に映っている自分の顔を見ました。そこには紛れもなく老人の顔が写っていました。自分はこんな年を取って見えるのかと思いました。心の中ではもっと若いつもりでいますが。

 歯を磨く 鏡に映る その顔は
 疑問の余地なく 老人のそれ

 双子の小さい孫が私たちを慕ってくれます。といっても妻がいつも彼女たちと関わっていて、妻のことを友だちのように思っているようです。5歳のその孫が「おばあちゃんは天国にもうすぐ行くの?」と言ったそうです。子供は無邪気です。幼子なりに自分が得た情報を総合しての発言だと思いました。

 30年ほど前、妻の父が亡くなり、葬儀が行われました。火葬後、私の末の息子が骨になった父を見てはげしく泣きました。火葬にふす前、棺の中の父に花を飾っていました。おじいちゃんの姿が消えて、骨が残っていたのを見て驚いたのだと思います。そして斎場から家に戻る途中の車の中で、私は息子を抱いて、エゼキエル書の話をしました。預言者エゼキエルが骨が満ちている谷を見ていたら、骨と骨が集まり、そこに肉がつき、人となったという話しです。すると息子は「僕も早く天国に行きたいな」と言いました。その後、早く天国に行きたいと何度も何度も話していました。

 今度は、私たちの番となりました。いつ亡くなってもおかしくはない年齢です。幸い健康が守られて、私はまだ何年も生きるつもりでいるようです。世を去るという緊迫感はありません。いつどうなるのかは、もちろん分かりませんが。

 あと数年もすれば、孫たちは自分の世界を広げ、私たちのことは視野に入らなくなります。彼女たちがよい人生を送ることを願います。

コクチナシ 馬見丘陵公園