クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

大関・貴景勝の優勝

 日曜日の夕食直前、わが家では「やったー!」との叫び声が聞こえました。大相撲・貴景勝の優勝が決まった瞬間です。妻が相撲ファンで、私も相撲を見ます。今場所は、横綱の照ノ富士が休場で大関は貴景勝ひとり。彼が大相撲の看板を背負った場所です。

 最近の大相撲では、平幕力士の優勝が続いていました。となると大関、関脇、小結などの役のある力士は何をしているのか、となります。貴景勝は大きなプレッシャーを背負っていました。優勝できなければ、大関の価値がなくなります。それで私も何としても彼に優勝してもらいたいと願い、優勝が決定した瞬間「ヤッター」と叫んだのです。

 優勝インタビューがあり、私は貴景勝の語る言葉に感動しました。

<平幕力士の優勝が続いていたという部分でも、終盤になって様々な考えが巡っていたんではないかと想像しますけれども、どうでしたか>

「大関という地位は、勝たないといけない地位なので。そういう意味では、つらいときとか、頑張らないといけないときもあるんですけど。それでも、誰もが大関になれるわけではないので、この重圧を感謝に変えて、この2年間、取り組んできました」。(館内、拍手と歓声)

<横綱照ノ富士関休場ですから、出場の中で番付最上位としてのこの十五日間。重圧などはありませんでしたか>

「重圧ととらえるか。みんなに期待してもらっていることがありがたいことなので、感謝して、土俵に上がりました」。(館内拍手)

 大関としての責任を重圧と受けとめるのでなく、皆に期待してもらっているので、重圧を感謝に変えたのは、驚きましたが、うれしい言葉を聞いたとの思いに導かれ、涙ぐんでしまいました。

 先日友人から来た手紙の中に「わが家に試練が訪れた」と書かれていて、しかしそれを「幸いなこと」と受けとめることにしたとありました。主イエスから力を頂くときなので、と理由が書かれていました。

 誠実に生きている人の言葉は素敵です。

馬見丘陵公園