キリスト者は信仰を得たときから永遠の命を与えられています。
ヨハネ 6:47
はっきり言っておく。信じる者は永遠の命を得ている。
そして肉体の死後も、永遠の命を持っています。人は死んだら、肉体も魂も消えてなくなります。魂は不滅ではありません。聖書によれば、人は土から造られ、死んだら土に帰ります。何も残りません。体と共に魂も消えてなくなります。それでは人が死ぬ前も、死んだ後もキリスト者は何を持ち続けるのでしょうか。言い換えると永遠の命とは何か、です。
洗礼を受けたキリスト者はキリストに結ばれるとあります。
ガラテヤ 3:26
あなたがたは皆、信仰により、キリスト・イエスに結ばれて神の子なのです。
人は死んだら、キリストと結ばれたこの絆、切れてなくなるのでしょうか。キリスト者がキリストに結ばれているのは、地上の生涯を歩んでいるときだけなのでしょうか。キリスト者は神の子とされ、神を天の父と呼びます。神がキリスト者の天の父となってくださいました。神がキリスト者の父となってくださるのは、キリスト者が地上の生涯を歩んでいるときだけなのでしょうか。
違うと考えます。キリストは私たちの生死を超えて私たちの主イエス・キリストです。神は私たちの生死を超えて天の父なる神です。私たちは生死を超えて、神の御前に神の子です。神は永遠なる方です。この神に結ばれた私たちは、死んだ後もなおも神に結ばれています。つまり神と私たちの関係、キリストと私たちの関係は決してなくならないのです。キリスト者は神さまとの交わりに生きます。この交わりは、キリスト者の死をもって終わることはないと考えます。
私たちが神と結ばれていること、キリストと結ばれていること、これが永遠の命であると考えます。キリスト者が永遠の命を与えられて今を生きるとは、今、神との交わりに生きることです。
私たちは地上の生涯を終えれば、体も魂も消えてなくなります。しかし神と私たちの絆は消えません。終末が到来し、私たちが復活するとき、私たちは霊の体を与えられて復活し、神との交わりに生きることになります。神の国においても神はやはりキリスト者の父なる神であり、キリストは主なるキリストです。
永遠の命を信じるとは、神との交わりに真剣に生きることだと考えます。