クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

讃美歌22番 めさめよわがたま

 年を取ると讃美歌の歌詞に目が留まることが多くなります。それは自分の死を意識するようになったからだと思います。讃美歌の歌詞に赤線が引いてあります。今回は讃美歌22番。

4節
めさめよわがたま この日もひねもす
みくにをのぞみて いそしみはげめや

 私は出エジプトの出来事は大切な出来事だと考えています。エジプトで奴隷だったイスラエルの民が、神の働きにより奴隷状態から解放され、自由に生きることのできる土地へ導かれました。そこへ行くまで荒野を旅しました。このイスラエルの歩みはキリスト者の歩みに重なると考えています。

 生まれながらの人は皆、罪と死の支配下にあります。人は罪の奴隷、死の恐怖の奴隷でした。しかしキリストは私たちをこの奴隷状態から解放されます。

ローマ 6:22
あなたがたは、今は罪から解放されて神の奴隷となり、聖なる生活の実を結んでいます。行き着くところは、永遠の命です。

ヘブル 2:14~15
ところで、子らは血と肉を備えているので、イエスもまた同様に、これらのものを備えられました。それは、死をつかさどる者、つまり悪魔を御自分の死によって滅ぼし、死の恐怖のために一生涯、奴隷の状態にあった者たちを解放なさるためでした。

 そしてキリスト者は神の国を目指してこの世を旅します。イスラエルの民が荒野で色々な困難、試練に出会ったように、私たちも困難、試練に出会いますが、神に信頼し、神の助けを求めてこの世を旅します。

 讃美歌22番の4節は、キリスト者の歩みが神の国を目指す旅であることを自覚した歌詞となっています。

目覚めよわが魂 この日も終日(ひねもす)
御国を望みて 勤(いそ)しみ励めや

 老いてもこのような賛美を歌えることはなんと幸いなことかと思います。神に栄光がありますように。

スイカズラ 馬見丘陵公園