年齢を重ね老人となり、自分の死を身近なものとして意識するようになったせいか、讃美歌の言葉が心に響きます。神の国を待ち望む歌詞が心に響きます。時代の恵みというべきなのでしょうか、私は youtube で讃美歌を聞くことができます。讃美歌を youtube で聞かせてくださる方に感謝です。聞きながら一緒に賛美できるのは幸いです。
あらためて、心から賛美したいと思うのが、讃美歌15番です。これは神をたたえる言葉が連なっています。
1.
我らのみかみは 天地(あめつち)すべます
国々しまじま 喜びたたえよ
堂々とした神賛美です。世界の実情を見ると神は本当におられるのか、生きて働いておられるのか、疑問に思ってしまうことがあります。しかし自分の思いで神を考えてはならないと自戒します。御国の希望を抱く者として、「我らのみ神は」と私たちが信じる神はいかなる神なのか、天地を創造し、この世界を支配される神です。すべての人に共にたたえようと呼びかけます。この呼びかけに私も応えたいと促されます。
3.
誰かはさからう み神のみわざに
誰かはなみする み神のみむねを
誰が神に逆らい、誰が神をないがしろにできるのかと賛美します。この世界には、神をないがしろにし、特定の思想を絶対化し、神の如くに祭り上げ、信じない者、反対する者を排除する、偶像国家がいくつもあります。多くの人が偶像礼拝を強いられ、また自分の地位のためには進んで、信者になる人もいます。目に見えない神など信じることができるか、と思っていた私は、ふしぎにも信仰に導かれました。
世界の現実がどうであれ、私は神賛美し、信仰の生涯と全うしたいと思います。
5.
天(あめ)にも地(つち)にも み歌ぞきこゆる
われらの神こそ まことの神なれ、
天上でも、地上でも神への賛歌が響いています。肉の耳では聞こえませんが、天に向かって響いています。私が賛美する声はほとんどの人には聞こえないと思いますが、天には届いていると信じます。そのように天に届く賛美が、地上のあちらこちらで、なされています。霊の耳でそれらの賛美を聞きます。