復活の主とキリスト者の関わりで一番大切なことは、ロマ書6章に書かれています。
ローマ 6:3～5
それともあなたがたは知らないのですか。キリスト・イエスに結ばれるために洗礼を受けたわたしたちが皆、またその死にあずかるために洗礼を受けたことを。
わたしたちは洗礼によってキリストと共に葬られ、その死にあずかるものとなりました。それは、キリストが御父の栄光によって死者の中から復活させられたように、わたしたちも新しい命に生きるためなのです。
もし、わたしたちがキリストと一体になってその死の姿にあやかるならば、その復活の姿にもあやかれるでしょう。
キリストの死と復活の出来事は私の出来事でもあるというのです。キリストを信じる者は、キリストが十字架で死んだように死ぬというのです。キリストが復活したようにキリストを信じる者は、新しい命に生きるというのです。
洗礼を受けてキリスト者になった人は、洗礼を受ける以前の人とは違うというのです。これは実感できる事柄ではなく、信ずべき事柄です。これを信じるか否か、はその後の信仰の歩みに決定的な違いを生じると考えます。
これを信じる人は、罪からの解放、罪の支配からの自由に生きることができるようになります。これを信じない人は、罪の赦しこそ福音と信じ、罪からの解放、罪の支配からの自由に歩むことはできません。罪を犯しても赦しの恵みを受けることで自分の歩みをよしとします。イエス・キリストによる救いの恵みを十分受け取ることができないのです。
私はキリストと共に死に、キリストが復活したように自分が新しい命に生きることができたことを喜んでいます。
罪から解放されたと言っても、罪を犯さなくなるという意味ではありません。罪を犯すように私たちに働きかける力が絶対的なものではなくなったということです。神の助け、聖霊の助けを求めるなら、自分が犯してきた罪を犯さなくなることができるのです。悪しき思いが湧いてきてもそれに流されず、それを退けることができます。罪に勝利する祝福が与えられます。
キリスト者は、復活した主に結ばれます。そしてぶどうの木のたとえが示すように実を結ぶようになります。聖なる生活の実を結ぶようになります。あるいは聖霊の実を結ぶようになります。
是非、自分が復活の主に結ばれていることを信じてください。ロマ書の６章も繰り返して読んでみてください。詳細に理解することには困難な面がありますが、使徒パウロが何を伝えたいのかは読み取ることができると思います。是非、読み取ってください。
