今の時代に生きていていいなと思うことはインターネットで色んな情報に接することができることです。特に youtube で讃美歌を聞き、一緒に歌うことができるのはありがたいことです。また放っておくと次々に讃美歌を聞かせてくれるので贅沢をしているような思いになります。
ふっと気づくとある讃美歌が心に残りました。「来たらせたまえ 主よみ国を」という言葉が心に響いたのです。知っている讃美歌だよなと思い、きちんと聞きなおしました。
youtube の画面には讃美歌21・494番とありました。でも、待てよ、讃美歌にもあったよな、このメロディーは知っている。それで讃美歌を見たら、228番にありました。讃美歌21のほうは、古い言葉を現代風に変えていました。
讃美歌21の歌詞
1 ガリラヤの風 かおるあたり、
「神の国は 近づけり」と、
告げられしより 既に久し。
「来たらせたまえ、主よ、み国を」。
讃美歌228番の歌詞
1 ガリラヤの風 かおるあたり、
「あまつ御国は 近づけり」と、
のたまいてより いく千歳(ちとせ)ぞ、
きたらせたまえ、 主よ、 み国を。
私は228番の古風な歌詞が好きですが、「ちとせ」と歌ったら若い人には意味は通じないと思い、どちらの歌詞で歌おうか迷っています。
3 憎み、あらそい あとを絶ちて
愛と平和は 四方にあふれ
みむねの成るは いつの日ぞ
きたらせたまえ 主よみ国を
なぜ、この讃美歌を聞いて心に響いたのか考えたら、答えはすぐに出ました。
現代の世界は混乱に満ちています。戦争はなかなか終わらず、大切な命が奪われていきますが、戦争を行う国家の指導者は、痛みを感じるどころか、正当化しています。神さまは人間の所業にあきれて、「やりたいだけやりなさい」を言っておられるように感じてしまいます。
罪を繰り返す人間に対して、神さまは、人間のするがままにまかせるという形で、人間の罪に対する怒りを現すことをロマ書の1章は教えています。
このような世界・時代の雰囲気を思うとき、「来たらせまえ、主よみ国を」との言葉が心に響きました。
ローマ 1:28
彼らは神を認めようとしなかったので、神は彼らを無価値な思いに渡され、そのため、彼らはしてはならないことをするようになりました。