クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

ありえないことを信じるキリスト者(2)神の大いなる御業

 聖書にはありえないと思われる出来事が書かれています。それは、私たちの信仰と直接関わりがあります。それゆえ、それはありえない、信じられないと言って切り捨てることができないのです。今回取り上げるのは旧約聖書出エジプト記に出てくる神の大いなる御業です。

 イスラエルの民はエジプト王の奴隷として苦しい生活を強いられていました。彼らはその苦しみの中から神に助けを求めて叫びました。

出エジプト記 2:23~25
それから長い年月がたち、エジプト王は死んだ。その間イスラエルの人々は労働のゆえにうめき、叫んだ。労働のゆえに助けを求める彼らの叫び声は神に届いた。
神はその嘆きを聞き、アブラハム、イサク、ヤコブとの契約を思い起こされた。
神はイスラエルの人々を顧み、御心に留められた。

 神は羊の群れを連れて神の山に来たモーセに声をかけ、イスラエルの民を救い出すためにモーセを選びます。

出エジプト記 3:9~10
見よ、イスラエルの人々の叫び声が、今、わたしのもとに届いた。また、エジプト人が彼らを圧迫する有様を見た。
今、行きなさい。わたしはあなたをファラオのもとに遣わす。わが民イスラエルの人々をエジプトから連れ出すのだ。

 そして神はさまざまな大いなる御業をエジプトにおいて行います。エジプトに大いなる被害が生じ、遂にエジプト王は、イスラエルの民にエジプトから出て行くように命じます。神が行った大いなる御業を列挙します。

・ナイル川の水が血に変わった。カエルの災い。ブヨの災い。
・アブの災い、疫病の災い、腫れ物の災い、雹(ひょう)の災い
・イナゴの災い、暗闇の災い、エジプト中初子(ういご)が死ぬ災い

 最後の災いは重要です。主の使いがエジプト中をめぐり、各家庭の初子(長子)が皆死ぬという災いが起きます。しかしイスラエルの家では、小羊を屠り、その血を家の入り口の鴨居に塗ります。すると主の使いは鴨居に血が塗ってある家を通り過ぎます。ですからイスラエルの家では、初子が死ぬことはありません。エジプト人の家では全て、初子が亡くなります。大いなる叫びがエジプト中に起こりました。イスラエルの家では、小羊を屠り、小羊を食べます。これを過越の食事と言います。神は、イスラエルの救いを記念するために過越の食事を毎年行うように命じます。これを過越祭と言います。

 イスラエルがエジプトから解放されて旅をしているとエジプト軍が彼らを連れ戻そうと追いかけてきます。イスラエルの民の前には海が広がっています。背後からエジプト軍が迫ってきます。前門の虎後門の狼です。そこで神は海を二つに分けます。そこを通り、イスラエルの民は救われます。追いかけてて来たエジプト軍は皆溺れてしまいます。神は大いなる御業を行い、民をエジプト軍から救いました。

 出エジプト記を読む時、神の大いなる御業をすごいなと思いながら読んで行きますが、物語として読んでしまうと、これらの大いなる御業が実際に本当に起きたのかどうかは、キリスト者は深く考えないのではないでしょうか。出エジプトの出来事は、神による大いなる救いの出来事として聖書に記録されています。ありえない出来事の連続です。それが起きたから、イスラエルの民は救われました。

 私はこの出エジプトの出来事は、イエスによる救いの出来事を指し示していると考えます。それゆえに、このありえない出来事を実際に起きたと信じます。

アセビ(馬酔木)の花 散歩道