荒野の40年の生活を終えて、イスラエルの民がいよいよ約束の地に入る時、モーセは、イスラエルの民に神の戒めを伝えました。
申命記 6:1~7
6:1 これは、あなたたちの神、主があなたたちに教えよと命じられた戒めと掟と法であり、あなたたちが渡って行って得る土地で行うべきもの。
6:2 あなたもあなたの子孫も生きている限り、あなたの神、主を畏れ、わたしが命じるすべての掟と戒めを守って長く生きるためである。
6:3 イスラエルよ、あなたはよく聞いて、忠実に行いなさい。そうすれば、あなたは幸いを得、父祖の神、主が約束されたとおり、乳と蜜の流れる土地で大いに増える。
6:4 聞け、イスラエルよ。我らの神、主は唯一の主である。
6:5 あなたは心を尽くし、魂を尽くし、力を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい。
6:6 今日わたしが命じるこれらの言葉を心に留め、
6:7 子供たちに繰り返し教え、家に座っているときも道を歩くときも、寝ているときも起きているときも、これを語り聞かせなさい。
ここには命令と約束があります。命令は神の掟、戒めを守ること。そうすれば幸いを得るとの約束があります。
あなたは心を尽くし、魂を尽くし、力を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい。
考えてみるとこれはすごい戒めです。変な言い方ですが、これは神の奴隷となって徹底的に神に仕え、神に尽くしなさいと命じるのと同じように見えます。
神さまの命令ですが、信仰者は奴隷ではなく、これを自主的に守るように命じられます。全身全霊をもって神を愛しなさいとの戒めです。
イスラエルの民には、全身全霊で神を愛する理由があります。イスラエルの民がエジプトで奴隷状態が苦しい生活を何年も続け、神に救いを求めた時、神が彼らを救ったからです。そして自由に生きる土地へ連れて行くとの約束を与えたからです。イスラエルの民は神に対して大きな恩があるのです。
それだけではなく、神はイスラエルの民にあなたがたの神となると約束さえしたのです。イスラエルの民は神との交わりに生きることとなりました。神はもちろんイスラエルの民を愛しています。だからイスラエルの民も神を愛するわけですが、すごい戒めだと思います。
あなたは心を尽くし、魂を尽くし、力を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい。
でも、この命令の背後には、イスラエルに対して、あるいは私たちに対する並々ならぬ神の愛があります。そして私たちは神の独り子を犠牲にしてまで救ってくださる神の愛があります。この命令は、神の愛の大いなること、深きこと、広きこと、高きことを示しています。この神の愛で、私たちは愛されていると聖書は教えています。
